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Channel: 内野光子のブログ
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最寄り駅で、「戦争法案廃案」のビラを配る  

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 猛暑もやや収まった、8月20日、午後4時30分~6時30分、佐倉・平和を未来につなぐ会「戦争法案廃案」のビラをユーカリが丘駅頭での配布に参加した。私は前半の1時間しか参加できなかったけれど、30枚弱だった、なかには、同じ一時間に50枚近くを手渡し、いつになく手ごたえはあったという方もいた。世話人の報告によれば、延べ18人参加、600枚近くが手渡せた勘定らしい。

   私は、手渡しながら、何人かの人とお話しできたのがよかったと思う。マイクの呼び掛けのそばでは、シール投票というのをやっていたらしいが、私には、どうも、あの「シール投票」の意味合いが今一つなので、少し離れた場所にいた。いっしょにビラを配っている、真向いの青年が、見かけない人だったので、「どちらにお住まいですか、若いのにえらいですね」と尋ねると、「足立区から来ました、ネットで見て」ということだった。国会周辺の集会には、よく参加しているが、「今日は、手伝いができればと思って・・・」とのこと、ありがたいことだと思った。「私はこの駅でしか参加していませんけど、この沿線の佐倉・臼井・志津などで、ビラを配っていますよ」といえば、「常磐線沿線ですか・・・」「いえ、京成とJR佐倉駅」と答えたくらいだから、やはり東京の人だなあ、と思った。

  近所のAさんは、遠い病院の眼科からの帰りだといい、帰ったらお孫さんたち夕食作りだという。自分では活動が出来ないから「よろしくお願いしますね」と念を押された。同じ丁目に住んでいたBさんは、駅前のマンションに転居、きょうは、これから塾講師の仕事とのことで急いでいた。久しぶりだったので、きょうのビラと私の方からの他のビラやミニコミ誌などを手渡す。 私のブログを読んでくださっていているので、メールで感想をいただいたり、参加された集会の話を聞いたり、お茶しながら、もろもろおしゃべりしたりすることもある。

  通りがかりの年配女性にビラを渡して、「いまの法案が通ってしまうといろいろ心配なんですよ」といえば、「そうねえ、どうなってしまうのかしら」「ご一緒に何とかしましょう、読んでみてください」と、私は彼女のキャリーに自然に手が伸びて、ペデストリアン・デッキに上がるわずか数段、その荷物を運んでいた。「ありがとう。あなたが赤いリュックを背負っているので、これをあなたにあげるわ」と手首につけていた、ミサンガ?腕輪の?の一つをくださるというのだ。「いえ大事なものを結構です」と遠慮するが、「はめてみてよ」と私の手首に通したのは、太いゴム紐の輪に、サンゴ色の石があしらわれていた。「この石は、静電気予防になるから」とも。その強引さに少し戸惑ったが、「頑張ってね」とキャリーを引いて去って行かれた。

   また、これも女性だったのだが、ビラを渡そうとすると「あなたたち共産党でしょ!」との言葉に、「いえ、このビラは・・・・」と、ビラをひっくり返して、会の名前を指さし、由来を説明し、「いろんな考えの市民が、この法案だけは通してはいけないと、生まれた会です」「そうなの?」と、まだ納得してないようだったがビラは受け取ってくださった。これまでも、こんなやりとりはあった。だから、私は、いつも思うのだけど、市民運動では、政党や会派の人たちが、とくに市議会議員などが前面に立つより、市民たち自身が積極的に前面に立つことが大切なのではないかなあ、と思うことしきりなのである。 党派を超えた市民の力の見せどころでもある。


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