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Channel: 内野光子のブログ
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あのヘリコプターの編隊は何だ~10月26日、百里基地観閲式の訓練らしい・・・

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  1015日、正午近く、私は西の空を南から北へ編隊で飛んで行くヘリを見た。5機ほどの編隊が二つ、雁のように編隊を組んで10機ほどが飛んでいくのを見た。これは、通常の訓練ではない、何だろうか。それでもその日は、一回きりだったように思う。16日は、家を離れていたので分からないが、17日の10時半ころ、今度はもっと低空で、北西から南東へと10機ほどが我が家の上空を飛んで行った。この日になって、下総の航空自衛隊の基地に問い合わせてみたところ、下総からはヘリは飛んでいない。どこの基地から飛んでいるかは、県に届けが出ているので県が把握しているはずとしか答えてもらえなかった。

千葉県庁の代表番号に、ヘリコプターの件でというと、「オスプレイについてですか」と問い返される。最初は生活環境?…という部署だったが、企画政策課?に回された。ここではケンモホロロに自衛隊のことは自衛隊に聞け、こちらでは「答えられない」の一点張り。自衛隊と言っても、可能性のある基地は分かるのではないか、その連絡先をといえば、航空機は、日本中どこからでも飛んでくるからどの基地からかはわからない!とまで言い放った。この県民の不安はいったいどうしたら解決されるのだろう。「自衛隊のことは自衛隊に聞け」ともう一度、下総に電話して、広報窓口に経過を話せば、代わった上司らしき人は、「これは、正確な答えではなく、あくまでも自分の推測ではありますが・・・」と答えてたところに拠れば、1026日、茨城県の百里基地で航空自衛隊の観閲式が開催されるので、その訓練ではないかと思う、とのことであり、次の日曜日は、総予行訓練日なので、また騒音で迷惑をかけるかもしれないということであった。

下総基地でも、最初からその程度の答えは、聞かせてほしかったし、千葉県は、おそらく承知しながら、面倒を避けるため、答えることを拒んだのだろう。ああ、集団的自衛権行使が容認され、特定秘密保護法が施行される段には、国防のためならばもう秘密は何でもアリ、ということになってしまうのではないか。日に日に身めぐりの不自由さを感じるこの頃、国民の暮らしと命を守るという首相の言葉は空しい。

その後、百里基地のホームページを開いてみると、1026日の観閲式と13日の訓練が台風のため1017日になったというお知らせは載せていた。陸海空の自衛隊の観閲式は、百里基地で行われ、1年交代で、3年で一回りするそうで、今年は60周年になるという。

災害救助隊として派遣されて活躍する自衛隊員には、ほんとうにその苦労に感謝することが多くなった。御嶽山での行方不明者の捜索にあたっても、二重遭難が危惧される状況の中、捜索の成果がなく下山してきた隊の責任者にマイクを向けるメディア・・・。軍隊ではなく、戦争のための、戦場のための訓練ではなく、戦力増強ではなく、その予算をもって、災害救助隊としての最高の装備とスキルを備えてほしい。


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